冬場は睡眠の質が落ちる?そう言われる理由と対処方法をチェック

健康コラム

冬場は睡眠の質が落ちるという説は古くから言及されており、実際に体感している人も数多くいるはずです。

それは気のせいではなく、秋や春といった時期と同じように寝ていても、冬は睡眠の質が低くなっています。

その理由としてまず挙げられるのが体温の低下です。

体温計で測っているのは皮膚体温ですが、睡眠に影響を与えているのは深部体温と呼ばれる体内の温度です。

気温が低くなると深部体温が低下し、皮膚体温との差が広がることが睡眠を妨げる原因の一つになっています。

また、人間の身体は適度な運動をすることで入眠しやすくなります。

しかし、冬場は外気温が低いため日中の活動量が落ち、比較的身体が疲れていないため寝付きが悪くなってしまうことも睡眠の質が低下することに繋がっています。

冬場に睡眠の質を保つために必要なことは、まず寝る前に身体を温めておくことです。

お風呂の湯船にゆっくりと浸かったり、温かい飲み物を飲んで身体の深部体温を上げ、皮膚体温との差をなくすことが大切です。

さらに、日中に意識して運動をすることで適度な疲労感が生まれ、すぐに入眠できるようになります。

最後に気をつけたいのが起床時です。

寒くて起きてしまうということがないように、暖かい格好と保温効果が高い布団などを使ってゆっくりと眠ることが大切なのです。

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